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地域スポーツクラブの成功戦略とは?=プラットフォーム戦略について【1】

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前回の投稿で地域スポーツクラブにも企業と同様で戦略が必要であるということと、その戦略でどんな戦略があるのかをお伝えしてきました。そのお伝えした戦略の中で私が最も地域スポーツクラブにマッチしている戦略がこれからご説明する “プラットフォーム戦略” です。

経営の世界でよく「億万長者ランキング」とか「長者番付ランキング」があります。そのようなランキングにおいて60歳未満の人の4人に3人(75%)がこのプラットフォーム戦略に基づいたビジネスを創業した人になります。
これは本当の話です。

みなさんがご存知なプラットフォーム戦略を用いている企業とは?
Google、楽天、任天堂(Wii)、築地市場、合コン、クレジットカード、そしてFacebookもです。もっともっとあります。

そもそも “プラットフォーム戦略” とはどんな戦略でしょう?

「複数で関係するグループを、場あるいは舞台(プラットフォーム)に載せることで、外部のネットワーク効果を生み出し、一企業という枠を超えた、新しい事業のエコシステム(生態系)を創り出す」経営戦略のこと。
わかりにくいです・・・

これをわかりやすく尚且つ地域スポーツクラブに置き換えてみましょう。
「さまざまな競技(種目)をひとつのスポーツクラブという括りで形成し、また形成したことで更なる付加価値をもち、1クラブという枠を超えた地域全体を巻き込んだ大きな企業体のようなクラブになる」戦略のことです。
要するに1つでも多くのクラブチームと組んだり、競技や種目を創り出すことでスポーツクラブの参加者を地域全体を見据えて提供することで、最初は大変でもそのうち倍々ゲームで参加者が増えるということです。またその反面で未来のリスクを共有するという部分もあります。
確かに言葉で言うよりそこに行くまでの道のりが非常に厳しいのは重々承知です。
がその戦略を理解し、投下すべきところに労力、時間やお金を投下していくことが遠回りの中でも近道ではないでしょうか?

地域スポーツクラブの成功戦略とは?=プラットフォーム戦略について【2】

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プラットフォーム戦略について重要なポイントをいくつか挙げてみましょう。

■みなさんがご存知の世界的企業が採用している仕組みであること
■複数で関係するグループとアライアンスを組むこと
■場や舞台の中心になること
■手を組んだ先とリスクを共有していくこと

ここでみなさんがよくご存知の企業のビジネスモデルをご紹介します。
「楽天」はご存知ですよね?
楽天さんはまさにショッピングモールの“プラットフォーム戦略”を採用しています。
全国にある多くの “小売店” を1つの楽天というプラットフォームに集めて、オンラインのショッピングモールにすることでそこに様々なニーズを持った “顧客” を集客しています。

​楽天はそこでさまざまな顧客ニーズを捉え、楽天ポイントや楽天銀行、楽天カード、楽天証券、楽天トラベルなどさまざまなサービスを展開しています。
小売店と顧客が集まることでさまざまなニーズが生まれ、またそのニーズをうまく対応することでさらに小売店(売り側)を生み、またさらに顧客(買い側)を増やし、また顧客からの単価を上げています。
本当にうまく売り手と買い手を囲い込んでいます。

株式会社という企業と地域スポーツクラブとでは全然違うと思ってらっしゃるかと思いますが、さまざまなニーズを捉えて、そのニーズにあったサービスを提供するという点では企業も地域スポーツクラブも一緒なのです。
クラブの参加者である地域住民のニーズは当然さまざまです。
しっかりそこに耳を傾け、場の中にそのニーズに応えたサービス、コンテンツを入れることができればそこは大きな “プラットフォーム” になっていくのではないでしょうか?