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症状とは!?

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症状とは、選手や患者が感じることであったり、訴えたりすることです。
痛み、知覚異常、麻痺、だるさ、固さ、不安定感、ギビング・ウェイ(膝崩れ)、ロッキング、熱さ、寒さ、吐き気などが代表的な“症状”です。
 
そして、この症状の治療が、患者にとっての第一優先であり、短期の治療目標であることが多いかと思います。
 
その症状の中でも『痛み』は、患者が一番訴えることであり、そしてそれが動作の機能不全に繋がります。
 
「痛みをもった人は、異常な動作パターンがある」と研究でも発表されています。
痛みをもっていると、筋肉の導入パターンの変化と協力筋のコーディネーションの変化をもたらすそうです。
つまり、痛みは、“不制御動作”(UCM)を生みます。
 
逆に言えば、UCMのある選手は、どこかに痛みを抱えていることが多いということになります。
 
 

《機能不全とは?》

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機能不全とは動きの中の異常や妨害です。これは客観的に評価や判断ができるもので、弱さ、固さ、感覚—運動器の変位などに現れます。
 
つまり、関節の可動域、筋力、筋周囲、柔軟性、スピード、コーディネーション、スキル技術などで評価することが出来ます。
 
治療などでは、この機能不全が正される前に、症状は無くなることが多々あります
 
だから多くの場合、第一優先である”痛み”がなくなったら終了というパターンがスポーツ現場でもよく見られます。
 
しかし症状が無くなったからといって、アプローチを辞めるべきでなく、機能不全が改善されるまでアプローチを続けることが重要かと思います。
 
なぜなら機能不全があり、UCMがあると再発にも繋がりますし、パフォーマンスに大きく影響を与えてしまいます。

つまり、UCMを見つけ出してアプローチすることで痛みの改善のみならず、さらなるパフォーマンス向上も期待出来ることになります!



参考文献:
Dankaerts , W., O’Sullivan, P., Burnett, A., Straker. 2009 Discriminating healthy controls and two clinical subgroups of nonspecific chronic low back pain patients using trunk muscle activation and lumbosacral kinematics of postures and movements.
Comerford, & Mottram., 2013 “Kinetic control” Churchill Livingstone.
Seelig., 2010. “What I wish I knew when I was 20.”